
プリズム
オカルトと恋愛小説を併せたような内容ですが最後はやはり恋愛かな?
人を好きになるとき、いったい何に惹かれるか。
容姿なのかそれとも性格、相性?
男性はどうなのか女性とは違うのか読むうちにいろいろと考えた。
ミステリアルな恋愛小説と本の帯には書いてます。
でも途中からミステリアスではなくなりました。
内容は多重人格者と恋に落ちた女性の話です。
なので読んでいると精神的に重たくなる部分もあります。
以前「24人のビリー・ミリガン」を読んだ時はもっと気分が重たくなった。
案外人間ってみんなギリギリのラインで均衡を保っているんじゃないかと。
今回も読み進めるうちに同じようなことを考えた。
自分も大丈夫かな?
女性心理は分からないが作者は切ない女性の心理をうまく表現できているように思いました。
最後はストーリーが早足な気がしますが中盤、重苦しく感じた分、あっさりした感じです。
最後はちょっと複雑な悲しさで終わります。