2011年02月14日

永遠のゼロ

zero.jpg永遠のゼロ。

物語はゼロ戦に乗っていた特攻隊の一員だった祖父、宮部久蔵のことを二人の姉弟で調べ始めるところから始まる。
二人が最初に会った元戦友の話は祖父を侮蔑した内容だった。
ここで一度は祖父のことを調べるのは諦めようとする、それほどひどい話だった。
がその後、祖父の元戦友を訪ね歩くうちにに宮部九蔵という人間がどんなに素晴らしい人間だったのかと言うことが浮かび上がってくる。

元戦友たちは自分達がいかに戦ったかの話を交えながら宮部について語る。
特攻隊員として凄腕を持ちながら異常なまでに死を恐れる宮部。
「たとえ腕がなくなっても脚がなくなっても生きて帰る。生まれ変わってでも生きて帰る」という妻との約束にこだわり続ける宮部。
国のために死ぬのが当たり前とされている戦禍にあってもそれを言い切る宮部。
そんな彼の生き方に対する元戦友達の嫉妬に近い憧れが巧く表現されている。

生きて帰ることにこだわり続けた宮部が最後には確実に死ぬと分かっている特攻に志願したのは何故なのか。
姉弟はついに60年間封印されていた驚きの事実にたどりつく。

物語の展開にどんどん引き込まれる、600ページ程あるがいっきに読めるストーリー。
また太平洋戦争がどのような経緯を辿ったのか。
そしてこの戦争に巻き込まれた国民はどう生き抜き、軍人はいかに戦ったのか。
国を護るために戦わなくてはならなくなった若者の心、命の大切さ、本当の優しさ。
歴史本を読むよりはるかに分かりやい。

いい意味で余韻の残る作品です。
最近読んだ本の中では最高だと思います。




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posted by koudou at 09:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 小説
この記事へのコメント
こんにちわ、幸道先生。わたしは先生と同業者で(整体院で研修中です)、以前「トリガーポイントブロックで腰痛は治る」という本のことで投稿した者です。先生の治療日記から有用な箇所を抜粋して、学習させていただいています。

わたしのいる整体院は「ほぐし療法」を主にやっている所なので、ただのマッサージから脱して、どうやって付加価値をつけていくかが、わたしのテーマです。セミナーを受けることで、カイロプラクティック技術を復習して身につけようとしています。

最近読んだ本で感銘を受けたものをご紹介します。水嶋ヒロが紹介したので知られるようになった、「腰痛はアタマで治す」(集英社新書)です。著者は元Jリーガーで、腰痛のため若くして選手を引退し、腰痛専門の治療院を開いている方です。腰痛対策の本はたくさん目を通していますが、薄い新書でこれだけ充実した中身の本は初めてです。内容は素晴らしいのに、題のつけ方が良くないので損していると思います。ご関心がおありなら、ご一読ください。
Posted by 高橋 at 2011年02月25日 10:19
高橋さん。
情報ありがとうございます。

「腰痛はアタマで治す」は読んでませんが、その通りです。腰痛はアタマで治すものです。

その内容に近いかどうか分かりませんがTMS理論の本も面白いですよ。

近いうちにこのブログで紹介します。


Posted by 管理人・幸道整体 at 2011年02月25日 10:35
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