
余命半年から生きています。
著者の相河ラズさんは2005年、上咽頭癌が発覚。
その後、奥さんが統合失調症に記憶喪失。
息子さんは学習障害。
2010年に余命半年を宣告される。
2011年から著者が始められたブログが基になった本です。
サブタイトル「面白いほど不運な男の笑う闘病記」
このタイトル通りです。
癌治療の過程での話は笑わせてくれますが
逆にリアルに伝わってきて、ちょっと読むのが辛くなる程。
全文、軽いタッチで書かれています。
なので、余計に著者の普通ではないポジティブさを感じました。
自分なら何ひとつ、背負えません。
このポジティブさが余命半年を吹き飛ばしたんでしょうね。
最後の「ブログ開始です」の章に書かれている「お囃子の音に」
これを読んだときジーンときました・・・そして少しほっとしました。
人間の強さを教えてくれた本です。
